ロミオ

スリー・ビルボードのロミオのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.1
カレーが好きだって言っていたあの子は実はハヤシライスも好きだったり、ラーメンは絶対醤油味なんて言っていた彼も隠れてとんこつラーメンをすすっていたりする。この映画は謂わばそんなところだ。一言では人を語ることはできない。人には様々な面があって、それはルービックキューブみたいなもんで、日に日に色を変えたり変えなかったりしている。ある面が揃ったと思ったら、違う面が揃っていない。完成した人間はいない。不完全な人間ばかり。でも、それでいい。それでもいい。不完全っていうのは、まだそこになんらかの可能性を秘めてるってこと。伸び代だ。結局なにが言いたいのかよくわからなくなってきたけど、のりがベッタリついてどこかに必死に張り付いているのも私たちであり、まだきれいなままの伸び代も私たちなんだと思う。なんだこれ。なんだこのまとめかた。下手くそか。

人間の伸び代なめんじゃねぇ、そんな映画
ロミオ

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