【自分の居場所を探す男】71点
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監督:ロビン・スウィコード
製作国:アメリカ
ジャンル:ドラマ
収録時間:106分
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ジャケからしてどう見ても人の家を覗く変態おじさんの話かと思いましたが、案外見てみると深い内容でした。思っていたよりも全然よかったです。このおじさんの気持ちをわかるかわからないかで評価がわかれます。わからなければただの駄作となり得てしまうでしょう。

弁護士のハワードは終電帰り停電してしまい帰れなく、深夜帰りになったハワードは浮気を疑われると思いガレージの2階に引きこもってしまうのだが。。

それにしても用心深すぎると思うのですがどうでしょうか？ その結果、警察沙汰になり彼は帰るタイミングを完全になくしてしまいます。そしてガレージからちょうど家の様子が覗けるため、彼は双眼鏡で度々家の中を覗くやばい人に成り下がってしまうのです。驚くことに彼は数ヶ月そこで暮らすことになるのです。いやー、そんな人おらんだろ。と思うのですが、驚くことにやはりこのハワードに共感を持つ方が多いのです。夫は家庭を支えている場合が多いのに、帰るのが遅いが故に煙たがられてしまう。子どもからしてもあまり自分と関わってくれないからとなり、愛想をつかせる。実に悲しい存在。僕もまだその立場になれてないのでなんとなくしかわかりませんが、そういう状況を知っている世の男性からすると今作は共感できる内容なのではと思います。

ハワードの語りも多く、どことなく教訓的な作品でした。決して良い作品とはいえませんが、思っていたよりも深くて良かった。むしろクラシック映画時代にこれが作られてたら名作となり得ていた可能性もありますね。

家庭に居場所がない、って人いますよね。家庭どころか、俺の居場所どこ？ って、日々考えてる人とか。

ってか、多かれ少なかれ多くの人はそう考えるときってあるんじゃないかなぁ。

寂しいとか、孤独とか。
気がつくと一人、みたいな。

この映画の主人公。社会的にも成功し、郊外ではあるけれど、大きな持ち家所有。美人の奥さんと双子の娘がいます。

端から見たら成功者である彼は、ある日ふとこんなことを思います。

「あれ？ 俺がいなくなってもこの家族は誰も寂しがらないんじゃないの？」

だって、奥さんにはうざがられてるし、娘たちは口利いてくれないし。

で、家出。でも遠くには行かない。
家のそばの廃屋のような納屋に隠れて窓から家族の様子を伺い始めます。

最初は熱心に捜してくれた妻も徐々に日常に戻っていきます。子供たちはいなくなったのを寂しがってるそぶりもみせない。

自分は何者なのか。
家族にとって何なのか。

家族の姿を覗き見しつつ、自分のアイデンティティーについて自問自答を繰り返す男がとった行動とは。。。

ってお話。

この主人公の行動を自己中って言うのは簡単だけど、僕は主人公の行動がわかるというか、結構共感しちゃってます。

寂しがり屋のクセに、一人好き。

自由でいたいと言いながら、他人の目がすごく気になる。

現代人ってそういう人、多いんじゃないかなぁ

いろいろ考えながら一気に最後まで。面白かったです！
WOWOWのたくさん映画やってるんだから、拾い物もあるよねの一本でした(*^^*)

電車が停電して帰りが遅くなっちゃったから、ついでにこのまま失踪してみるよ。最近、嫁との折り合いも悪いしなぁ。って、こんな理由でかっ！弁護士の仕事はどうする？しかも、単に失踪するのではなく、自宅前のガレージから家族の暮らしぶりを覗き見てハァハァ興奮するのだ。食事はホームレスのごとくゴミ箱を漁る。

このオヤジ、相当の変態、偏屈、孤高の男、仙人（ホームレスのようなもんだからホントに仙人の風貌になる）。ドSでもありドM！両生類な男！

面白い！こんなゲスいネタ考えた変態野郎は誰だ？野郎じゃなく女子なら惚れるかも…

• #お遊びもここまでだっ、ボケナスっ！
• #コイツの顔は悪役だっ！
• #非常識