サラリーマン岡崎

殺人者の記憶法のサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
4.2
久しぶりの韓国サスペンス。
7、8年前にその質の良さで流行したけど、
やっぱり健在だった。

映画を見る前から、
元殺人鬼の老男と現殺人鬼の青年の対決ということはわかっていた。
ただ、ある一点から本当にそういう物語なのか?と観客を混乱させるから、
それがすごい。
それは主人公のアルツハイマーという設定からくるもの。
観客は何を信じればいいかわからず、
その先に進む物語に釘付けになる。

その混乱の中で少しずつ張られていく伏線。
その伏線も混乱させる仕掛けをうまく利用したもの。
韓国ってなんでこんなにすごいの???

そして、アルツハイマーという設定はこれだけに収まらない。
危機的状況でも記憶がなくなってしまうことで緊迫感が生まれる。
マジ、エンターテイメント…。

久しぶりに「悪魔を見た」とか「チェイサー」とか見たくなってきた。
相変わらず、韓国の殺人鬼役の人って、
イケメンだよね。