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バッド・ジーニアス 危険な天才たちのsingerのレビュー・感想・評価

3.6
とてもスリリングで、観ていてヒヤヒヤしっぱなしでした。

前半はちょっと微妙で、
単に頭のいい奴がカンニングさせるだけの映画だと思いつつ、
ダラダラと観てしまってたんですが、
後半は、「流し観しちゃって、すいませんでした!!」って謝りたくなるくらい、
展開がいきなりトップギアに入って、そのまま走り切っちゃうという。
その緊張感といったら、
久々に半端ないくらいにドキドキして、
スクリーンに食らいついてしいましたね。

そんなこんなで、
観ている間は、展開のスピード感に酔わされてしまって、
ゆっくり考える間も無かったんですが、
効果音の入れ方や、スローモーションの使い所、
シーンの繋ぎ方など、
改めて振り返ってみると、とても演出面も洗練されてて、
完成度の高い優れた作品だったんだなぁと改めて感じさせられました。

タイのアカデミー賞と言われる映画賞で、
史上最多の12部門の受賞に輝いたというのも、納得の一作でしたね。
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