『トマホーク ガンマンvs食人族』が妙な魅力があったので、同じ監督のこちらもボチボチの期待をもって鑑賞しました。
パッケージは70年代あたりの感じを狙ったのかなんか妙にダサい笑
邦題もすごくダサい。
ちょっとジェレミー・ソウルニエを彷彿とさせる空気感の映画で、シームレスに暴力シーンが挟み込まれて、流れるようにストーリーが転がります。
元ボクサーで口下手で、不器用な生き方しかできないおっさんは、人生転落して行くんだけど、奥さんを人質に取られ、麻薬の運び屋の仕事の失敗の落とし前をつけるため刑務所内で大暴れするというあらすじ。
こんな高倉健のハゲバージョンみたいな男が後頭部にでかいクロスのタトゥーなんか入れるか？笑とか思ったけど若気の至りなのかな笑
何かを守るために不屈の精神で粛々と容赦ない暴力をふるい続ける様はカッコいい。
ノロノロしたあまりキレの良いアクションではないけど重々しくて残酷なアクションシーンはなかなか良かったです。
妙にチープなグロ描写も好みでした。
前半の素手で車を破壊するスト2のボーナスステージみたいなシーンと、そのあとのミルク入りを引き当てられないって話がなんかグッときました。
よくよく考えるとスタローンとかシュワちゃんがやってもおかしくないありがちなアクション映画なんだけど、静かなマジなトーンの語り口がズルいですよね。
最後の極悪人を収容するハードな刑務所なんてよく考えたら漫画みたいなとこだったし笑
