わたがし

ハングマンズ・ノットのわたがしのレビュー・感想・評価

ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)
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 わけわからんほど長い1ショットのシーンがたくさんあって、でも決してダレることもなく、長回しという長回しが全部目的じゃなくて手段になっているという。演出と芝居の息ぴったり感がめちゃめちゃ凄くて、監督と役者仲良しなんだろうなあと思った。
 阪元監督、すごい仲が良かったというか割とつるんでいた時期があって、あの人がもう今となっては監督作がユーネクストで配信されるまでになったんだなあっていう感慨深さ。いろいろ当時の自主映画とかも観せてもらったりしてて、あれから変わってる部分もあれば、当時のままだなあっていう部分もあって。あんまり良い別れ方しなかったけどまた会いたいなあってぼんやり思った。
 90分弱があっという間に終わって、自分の知っている人間が撮った映画ということもあって、すごく悔しい気持ち、尊敬の気持ち、わけのわからない苛立ち、いろいろ渦巻いて、自分ももっとちゃんとやりたいことを計算しながら自分の作品の中でやらないとなと思った。すごくいい映画だった。
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