とりん

恋は雨上がりのようにのとりんのネタバレレビュー・内容・結末

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

アニメ化もされた同名コミックの実写映画化
寡黙なJKが夢を諦めたファミレス店長に恋をする話
これだけ聞くとすごくいやらしい感じがするが、決してそんなことはなく、結構ピュアな話

アニメが良かっただけに、どうこけるかを考えるほど期待はしてなかったけど、すごく上手くまとまってた
誰にでもとっつきやすい話になってた
アニメより少し先の話まで展開し、橘が陸上に復帰するところまで描かれ、それに触発されるように店長も再びペンを取り今の仕事を頑張りつつ夢をもう一度追いかけようとするそんな多数向けハッピーエンドで締めくくられた
だからこそまとまりがいいと言える

もう少し欲を言えば、その後の話も観たかったかな
橘に憧れてリハビリを頑張った後輩とのやりとりや部への復帰部分を描いて欲しかったかな
この展開はアニメでも読めてはいたけど、こういう風に上手く転がって行くのねと納得できた

役的にもなかなかハマり役多くて、特に濱田マリはキャスト発表時から思ってたけど、バツグンだった
ただメインの2人が演技力定評あるのに、なんだか上手く感じられなかったな
変に作ってる感じを受けたのが残念

タイトルの雨という言葉があるように心が曇っていたり迷っている時には大雨が降り、最後のように気持ちが晴れて行く部分では晴れを強調するように画面も明るくなっていた
タイトルも上手く表現できていたかな
2時間弱で上手くまとめている分、店長の息子とのやりとり(リコーダーの練習ではなく、走る練習のみはあった)や同じクラスの男の子がバイトに入るところ(最初から在籍)などは描かれなかった
とりん

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