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GODZILLA 決戦機動増殖都市の小のレビュー・感想・評価

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)
3.5
マモ案件(娘がファンの声優・宮野真守さん出演作品)。テスト期間中の娘が「観てきて」というので中年夫婦2人で鑑賞。

本作は3部作の2作目で、前作は夫婦2人で観た後、娘も含め3人で、合計2回観た。まあまあ迫力のある音と映像、我が家の中で有名な声優さんが多数出演していることもあって、家族でそれなりに満足した記憶が。

本作はどうかと言えば「なるほど、そういう話ね」と、ストーリーの方向性はわかった感じ。“真の”ゴジラにはいつの間にか「ゴジラ・アース」という名前が付き、もう地球そのものとでも言いたいのかな。

ゴジラによって地球から追い出された地球人(とりあえず代表はマモがCVのキャラクター)に加え、神を信じず科学万能主義な「べ様(CV:諏訪部順一)宇宙人」、神を崇める「櫻井さん(CV:櫻井孝宏)宇宙人」の3つヒト型種族が協力して、ゴジラと対決しているのだけれど、今回の主役はべ様宇宙人で、極論すれば「地球」対「科学」。

つまり、地球の自然現象(ゴジラ)は科学(メカゴジラ)によって乗り越えることができるのか、みたいな話。しかし、イマイチ心躍らなかったのは、自分の中に科学が自然を乗り越えて支配するなんて無理じゃんという考えがあるからではないかと。

本作の最後に3部作のラストとなる次回作のヒントが出てくるけれど、それを知って自分なりにこうなるだろうという展開を勝手に予想し、勝手にプチがっかりしてしまった。

マモ案件なので、次回作も観ることは間違いないけれど、予想を裏切って欲しい。ちなみに娘にネタバレありの内容を聞かれ説明したら、べ様宇宙人達があんなことになると知って観たくないと言い出すという…。

これではどっちがマモファンなのかわからないので「マモはいいんかい!」と受験生の親にあるまじき映画観ろ観ろ攻撃をしたら、ビデオで飛ばしながら観るそうです。子どもの方が冷静。

●物語(50%×3.0):1.50
・ちとなあ…。次回作に期待。

●演技、演出(30%×4.0):1.20
・それでも豪華声優陣だし…。

●画、音、音楽(20%×4.0):0.80
・それでもクオリティは高いよね。
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