ぼのご

リトル・モンスターズのぼのごのレビュー・感想・評価

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)
-
ところどころ下ネタがあってひゃーってなったけど、子どもたちは可愛いし笑えるし、ゾンビのビジュアルも本格的なんだけど、イマイチ緊迫感に欠ける登場人物たち(でも皆ちゃんと真剣!)との絡みがシュールで面白かった。

自分たちの安全のために危険なゾンビたちを抹殺するのは、当然といえば当然かもしれないけど、歌を歌えばゾンビも一緒になって歌って人間を襲って来ないという事実が判明したタイミングで、軍から一斉射撃を食らう流れがなかなかエグい。
生き残ったのが主人公とキャロライン先生の大人二人だけだったなら感染予防のためにゾンビもろとも始末されていたところを、子どもたちも居るからって見逃されたのは幸いだったけど、その際の軍人の「子どもは撃てん 二度とな」って台詞も闇が深かった。

しかし子どもってやっぱりめちゃくちゃ可愛いな。当然色々な性格の子がいるわけだけど、それぞれに無限の未来みたいなの感じる。のびのび育ってほしいとも思うし、見ていてこっちまで元気を貰えるようだ。でもなんか心配にもなっちゃうね。

皆で歌っているテイラースウィフトの歌も、楽しい感じだし改めて聴くと歌詞もとっても良かった。
"嫌いたい人はなんだって嫌う 私は踊って振り払っちゃう そんなの気にしない"
そんな風に生きていけたら…!
キャロライン先生の歌は基本的に全部癒された。主人公がメタルを弾いて皆がポカーンとしているのは面白かったけど、僕はメタルも好きだから、主人公もあのままメタルを捨てずにいてほしいなぁ。もうメタルは弾かない流れではあったけど。
ぼのご

ぼのご