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セルフィー・フロム・ヘル のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ヒロインのもとを従姉妹が訪ねてくる。家に着くと従姉妹は自撮り写真を撮った時だけにカメラに映る人影に背後をとられて卒倒してしまう。ヒロインは看病をしつつ、オカルトに興味のある従姉妹が口にしていたダークネットなるサイトを調べ始めるのだが、やがてヒロインの周囲にも謎の人影がちらつきはじめ…という話。

自撮りした時だけ視える怪人というこれまで無かった題材のホラー。 時代の最先端(^^)

元々はYouTubeで話題になった短編動画を映画化したもの。このパターンで映画化した作品を「ライト/オフ」思い出したが、これは電気を消した時だけ視える怪異という題材だったので、なんとなく本作に似ているけれど、結論から言うとライト/オフの方が1000倍面白い(^^)

登場人物少ないし75分程度の上映時間なので分かりやすくてサクサク進むのは利点だが、自撮り怪人の怖さがあまり感じられない。ダークネットなる闇サイトに怪人の謎を解く鍵があるという設定で、アクセス方法を模索するのだが、ビックリするくらい簡単に繋がってしまう。あと終盤に怪人と、怪人の謎を追うダークネットの住人(ど変態)の両者が同時に主人公を襲うのだが、恐怖の対象が分散して訳が分からなくなっている。最後に上からあるものが降ってくるシーンだけはすごいビックリしたが、全体的に脚本の練りこみが足りないし、久々に投げっぱなしにラストの作品である意味新鮮味があった。でも、観た後に考察したくなるほどの魅力は全く無かった…
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