Ricola

できごとのRicolaのレビュー・感想・評価

できごと(1967年製作の映画)
3.6
ある「できごと」が起きて物語は始まる。大学教授の男とその妻と子供たちが住む家に教え子の男女と主人公の友人がある休日に訪れる。そこから彼らの関係が変わっていく…。


監督がアンチハリウッドを掲げた映画だそうで、登場人物への感情移入をさせない。たしかにどこか冷めた目でこの「できごと」をうつしていた。

ずっと薄暗い。そして気だるさを感じる。だけどなんだかピリピリしているという不思議な雰囲気。

感情移入はさせようとしないが、登場人物の心理描写がよく描かれていたと思う。

だけど大袈裟な演出はあまりなく淡々としていて、良くも悪くも合理的な映画に感じた。
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