バルバワ

スパイダーマン:スパイダーバースのバルバワのレビュー・感想・評価

4.7
映画禁止法なんてくそ食らえだぜ!ヘイ(`∀´)/ポン
というわけで隠れシネシタン活動停止中につき禁映法限定解除第3段!

いやぁ、私は吹き替え版の方が好きです!!!

あらすじは主人公マイルスが敵役キングピンの公私混同実験により別次元から来たスパイダーマン達と共にNYを救う!…的な感じです。

ちょっと今作と関係ない話をさせていただきますので悪しからずm(__)m

私は洋画の吹き替えが大好きなんですが、これを言うと「お子ちゃまww」だの「通じゃないなぁヤレヤレ┐(´∀`)┌」だのと馬鹿にされます。
いやいや…字幕版の良さもあるけど吹き替え版も負けないくらい良いんだと私は言いたい!
例えば『ロッキー・ザ・ファイナル』のロッキーvsメイソンの最終ラウンド開始時の二人の会話で字幕版だと
メイソン「ジイさん」
ロッキー 「お前もそうなる」
に対して吹き替え版だと
メイソン「イカれたジジイだぜ」
ロッキー 「お前もそうなる」
となっています。字幕版は結構素っ気ない印象がありますが吹き替え版はお互いを認め合っているような印象です。吹き替えには字幕にない表現の幅があるから好きです(まあ、それが曲解過ぎて本来の意味ではなくなることもありますが…)。

今作も吹き替え版の方がキャラクターの空気感がよく出てたと思います(マイルスの「マジかぁ」とか)。また画面の情報量が半端ない今作は吹き替え版の方が物語に集中しやすいようにも思えます。

しかし、手書き+CGアニメーションって凄い!130人のアニメーターが魂を削って生み出した今作、昨今の"まるで実写"のようなアニメではなく"アメコミ"のようなアニメ(色んな方が仰っているので私ごときが改めて言うことではありませんが…)は迫力満点!

だからってアメコミを読んでないと楽しめないのか、と言ったらそうでもなくですね(実際私もアメコミは[スーパーマン レッドサン]の一冊しか読んでないです)。画面が楽しんですよ!出来ることならば1コマ1コマをじっくり観たいです!

またストーリーも本当に素晴らしく、弟子と師匠の成長譚としても非常に観応えがあります。最初は駄目師匠のピーターに呆れている弟子マイルス、という関係が修羅場や互いの想いに触れる度に変化していく行程が微笑ましいです。特に終盤直前でピーターがマイルスにするアクション(足払い→胸ぐら掴み)がラストバトル直前での二人の成長の伏線となったりしてました。

あとあとキャラクターも良いんですよねぇ、ヒロインのグウェインも非常に毅然としているのにユーモアもあるというステキさ!他のスパイダーマン達も表情豊かで大好き!因みに私はスパイダーマン・ノワール(声優が大塚明夫さんとニコラス・ケイジさんという確かさ)好きですね!悪役はドク・オクが『ガメラⅢ 邪神覚醒』のイリス感が満点でお気に入りです
メイおばさんに関しては多分今作のメイおばさんはメイおばさん史上最強のメイおばさんではないでしょうか!←頭の悪い文章


各スパイダーマンの世界観がギャグや戦闘に反映されてるのも良かったです。アジア系スパイダー女子校生ペニーとスパイダーロボSP//DRにはちょくちょく日本語が出てくるし、スパイダーハムはポケットからデカいハンマーを出すというギャグ漫画特有の物理法則を超越します。スパイダーマン・ノワールは白黒漫画の住人なのでルービックキューブに感心してましたw

とにかくエンドクレジットまでこちらの脳ミソを刺激しまくり楽しませてくれる上に最後ねスタンリーのメッセージは人生の指針となります!
孤独を感じていても必ず自分を理解してくれる人はいて、それは年齢、性別、人種、種族関係ない!!!文句無しの大傑作です!!!ダイスキダァァァ(/`□´)/
バルバワ

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