Yusuke0523

名探偵ピカチュウのYusuke0523のネタバレレビュー・内容・結末

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

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『名探偵ピカチュウ』
(原題:Pokemon Detective Picachu)

日本が生んだ世界的人気ゲーム「ポケモン」の初の実写映画化作品
厳密に言うと、ニンテンドー3DSで発売された同名ゲーム作品の実写化作品





あらすじ

かつてポケモントレーナーを夢見ていた青年ティムは、いつの頃からかポケモンが嫌いになり、今は祖母と一緒に住む田舎町の保険会社で働いていた。

友人も良かれと思ってポケモンを捕まえさせようとするが、却ってポケモン嫌いになる。
その帰りにライムシティ警察署から電話があり、父ハリーが事故死したという一報を受け、父が探偵事務所を営むライムシティに向かう。

父の友人のヨシダ警部補に会い、父の事務所の合い鍵を受け取った後、事務所に向かうが、そこには何故か自分とだけ言葉が話せる、記憶を失ったピカチュウがおり、2人はひょんなことから父の失踪の真相を探ることとなるーーー。










感想

いやー実写化嬉しかったですね
レジェンダリーが関わったこと以外は

ぶっちゃけ僕はレジェンダリーという会社が大嫌い
2010年代前半まではちゃんとした映画を作ってた(代表作は『バットマンビギンズ』から『インターステラー』までのノーラン作品、『パシフィック・リム』など)のに、2016年あたり、完全に中国資本の会社になってからはろくでもない作品ばかり量産してる

ほぼ全ての作品で中国が舞台に出てきたり、中華圏の俳優が主役級で登場するようになったのもこの時期から
『パシフィック・リム アップライジング』を絶対に許されないレベルの駄作にしたのもこの会社だし ...とまあこの会社に対する文句は尽きないのだけど、この作品の感想に戻る



ポケモンの赤・緑の時代からリアルタイムでポケモンに触れてきた世代の人間だから、こういう形で映像作品が作られたことは素直に嬉しい

それも、原作は名作の誉れ高い『名探偵ピカチュウ』ということで、何だかんだ楽しみにしてた

前述のレジェンダリー云々の件は、今回は然程感じなかった
日本からは渡辺謙さんと竹内涼真くんが出演しており、原作へのリスペクトも感じる作り

去年スクリーンで観て以来、今回が2回目の鑑賞だけど、意外と小ネタがあることに気付けたので、ポケモンを知っている人は一層楽しめるかも

スクリーンで観た時は字幕版だったので、ピカチュウ役のライアン・レイノルズの顔がちょいちょいちらつくのが絶妙におかしかったんだけど、今回は吹替版で観て、やっぱり西島秀俊さんの顔がちらつくw
あまり喋り方に抑揚のない人だから、吹替なんて大丈夫かなって思ってたけれど意外とハマってて、裏声の「ピカピカ」には笑わされたw

また吹替には、アニメでロケット団の3人を担当する、林原めぐみさん・三木眞一郎さん・犬山イヌコさんの御三方が参加してるのも、ポケモン世代としては嬉しい



この手の作品には珍しく、35mmフィルムで撮影されているので、しっかりとした解像感がありながらもざらついた質感があるのが良い
こういう作品は大体デジタル撮影されることが多いのだけど、こだわりがあって撮られたんだろうな、と思わせる魅力がフィルム撮影にはやっぱりある

謎解き要素も多いけど、シナリオとしては非常にわかりやすく、オチも丁寧に説明してくれるので、置いてけぼりになることは無いはず
万人が楽しめるエンタメ作品なので、観る作品に迷った時は童心にかえってこの作品を観るのもアリだと思う
Yusuke0523

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