140字プロレス鶴見辰吾ジラ

TAXi ダイヤモンド・ミッションの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

3.0
【マフィア】

大好きだった「TAXiシリーズ」。1,2,3とワクワクして4で「ん?」となってのキャストを変えての5作目。主人公はドライビングテクニック抜群の警官に。冒頭のカーアクション式尋問術と相変わらずのクールなカーアクション&カメラワークでテンション上がる。やらかしてパリ~からマルセイユへ。そしてあの頃の仲間と奇人変人たち。ジベール市長。

ん!?

ウンチ2000…?

たしかに往年のテーマ曲とともに始めるカーチェイスとクラッシュアートは気分を高揚させてくれる。しかし、しかしだ!相方が間抜けすぎるだろ?いや、クズすぎんだろ!!

これじゃ、バランス悪りぃよ!

最後のマルセイユの仲間たちと結構する奪還作戦はシリーズのオマージュ入ってて、相手もランボルギーニで良いのだが、そもそもタクシーを手に入れるくだりや、度を超した間抜け行為でテンポ悪くないか!?

決着の付け方は過去作のオマージュだが、カタルシスが薄い。主人公の出で立ちでアウトロー風味のセクシーさがあっただけにバランスの悪い作品。「TAXi」の思い出を美化している自負はあるのだが、あの頃に戻れないんだな~と少し寂しい気がした。