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アイニ向カッテのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

アイニ向カッテ(2018年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

漫画家の主人公はアルコール依存症のため仕事もままならない。同棲中の彼女の献身的なサポートもむなしく酒量は減らない。そんなある日、実家の主人公の母が危篤との連絡が届く。主人公は慌ただしく帰省するのだが...という話。

ダメな人間がずっとダメなままで終わるという非常にストレスのたまるお話。現在の彼女には愛されているのに、主人公は酒浸りで、実家を離れる際酷い別れ方をした元彼女の夢を頻繁に見るなど恋人の愛に報いようとしない。沈み込んだまま一向に浮上できない男のダメさを徹底的に描いている点は理解できる。メッセージ性は強い。
ただ、エンタメ性がほば皆無で、共感できない主人公の代わり映えのしないダメな日常を延々と観るのはかなり退屈で、楽しめなかった。主人公が堕ちていく過程をもう少し高低差つけて描いていてほしかった。

銅像を舐め回すシーンはさすがに気持ち悪い
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