このレビューはネタバレを含みます
アル中おばちゃんクリシャが家族に呼ばれたのにまた飲んじゃう話。凄くミニマルな話なのにやたら大仰な撮影でした。
ダサダサのカメラワーク。やたら動かすから酔いそうになりましたし、舞台が狭いのに主観映像混ぜ込んだりするから、誰の目線なのか分かりにくい。
クリシャはじめ演技もイマイチ。演出も構図も全然なので、全く入っていけなかったです。さらに劇伴もダサダサ。
間延びはしてませんでしたが、テンポが良いと言うよりやたら寸詰まり。トレイとのシーンなんかかなり不自然。家族の団欒シーンも取ってつけたような上滑りした雰囲気。各人の個性もほぼなし。
飲酒に至るような重大なシーンもかなりあっさりしていて、結局クリシャという人物をどう撮りたいのか伝わってきませんでした。
見ているうちに、ひょっとしてこれは壮大なコントでも撮っているつもりなのでは…?なんて思ってしまうような映画でした。