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私の人生なのにのHKのレビュー・感想・評価

私の人生なのに(2018年製作の映画)
3.5
全く知らないタイトルだし、ジャケ写もまず自分では選ぶ類の映画じゃありませんが、フォロワーさんのレビューが気になって鑑賞。
新体操のホープだった主人公は練習中に倒れ、まさかの下半身不随に・・・
難病とか障害を扱っていると聞くと、どうしてもちょっと構えてしまいますが、本作は暗すぎず明るすぎず、とても自然体で後味もスッキリと好感の持てる映画でした。

若い頃からジャケ写に若者の男女が爽やかに並んでる映画は敬遠気味でしたし、そもそも本作は私のような年食ったオヤジはターゲット外でしょうから、こういう青春映画を観るのは久しぶりです。
この映画の存在も知りませんでしたし、スタッフ・キャストのほぼ誰も知りません。
それでも観たのはある意味貴重な縁ですし、フォロワーさんのおかげですね。

主役の知英(ジヨン)の読み方もわからず日本人だと思っていました。
元KARAのメンバーなんてのも後で知りましたが道理で歌もギターも上手いわけですね。
この主人公、最初はそれほど好きな顔立ちじゃなかったのに、途中からは笑顔に魅せられ、映画の終わり頃には絶世の美女に見えてしまいましたから我ながら単純です。

このタイトルも面白くて、この後に続くフレーズがポジティブかネガティブかで性格判断ができそう。
フォロワーさんのレビューにも書いてあったとおり、この映画のエンディングは終わりではなく始まりですね。
しかも希望が見える始まりだから爽やかな気分になるんでしょう。
同じく障害受容による始まりを描いた映画『サウンド・オブ・メタル』を思い出しました。
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