Jaya

ドヴラートフ レニングラードの作家たちのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

2.1

このレビューはネタバレを含みます

ロシア作家セルゲイ・ドヴラートフのレニングラードでのとある冬の6日間のお話。ブロツキーってハゲのイメージでしたが、この年代の頃は違うのかな…。

緩急がなく退屈でした…。気怠さを表すようなくすんだ色遣いも辛かったです。役の演出や、視点を外すようなカット割りも好みではありませんでした。

ドヴラートフの出入りするサロンも、如何にもサロンらしさがよく表現されているのですが、やはりそのアンニュイな雰囲気は好きになれず…。

ドヴラートフのプライドが高く社会に適合してない感じがよく出てましたが、肝心の文章が全く出てこないのはどうなんだろう。体制に疎外されているというよりも、単にアナーキストぶってるようにも見える。工員の詩人はじめ、登場する芸術のよさもピンときませんでした。

ドヴラートフの作品を読んでみれば印象が変わるかもしれませんが、退屈さが勝ってしまった映画でした。
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