Same

エルフ 悪魔の人形のSameのレビュー・感想・評価

エルフ 悪魔の人形(2017年製作の映画)
1.5
パッケージがインパクト大でとても良く、おそらくパッケージを手に取った時がこの映画のクライマックスです!

中のDVDを再生する前にフィルマークスで、評価しましょう。

そもそもこんな狂気じみた表情の人形は襲ってきません、出てきません。
出てくるのは目がちっさい覇気のない人形。およそ人形職人が作ったとは思えない素人臭い造形のシロモノです。しかもかなりちっさい。
こんなしょうもない映画でも人形さえイケてればまだ見れたのにー!

【あらすじ】
主人公ニックが人形職人だった祖父から受け継いだアンティーク店の中で発見したエルフ人形と1枚の紙。紙には名前が羅列されています。
この人形を発見したことから彼の周りで異常現象が起こり始めます。
彼には結婚を意識する彼女ビクトリアがいるのですが、彼には過去に端を発するトラウマがあり、それが時折フラッシュバックするなど精神が安定せず、彼女との仲もイマイチ進展しません。そのトラウマがクリスマスに起こったため、クリスマスが苦手。
そんな様子を見かねたビクトリアの家族はニックにサプライズクリスマスパーティ仕掛けますが、ニックは全然気持ちが乗りません。そんな中エルフ人形が殺戮を開始します。エルフ人形を止めることが出来るのか⁈リストとエルフ人形の関係は⁉︎

いやー全部がすげー雑!!
まずクリスマスに見えないんですけど笑
ここまで画面から季節を感じさせない映画も珍しい。吹雪くほど雪が降ってるはずなのに積もっている様子はなく、青々とした芝生、室内で妙に薄着な登場人物。
そもそもそんな寒い地域に見えないんだよな。
時間の繋がりや時間に合わせた時間演出も出来ておらず酷い。
ビクトリアの家族がエルフ人形に襲われてる時は夜のシーン。場面転換してニックとビクトリアが話してるシーンになったら朝方のような陽の光が窓から差し込んでいて、朝になったのかな?と思いきや次のシーンではまた夜に戻るという場面のつながりを考えない演出。いや、夜のシーンなのに昼間に撮ったからだよ!ちゃんとしろや!

後音響も大嫌い!エルフ人形がもしゃもしゃずーっと喋ってるのは耳障りながら許すとして、恐怖演出サウンドが効果音なのか恐怖を煽る音なのか判別つかないほど複雑でうるさい。

良い点もあげときましょう。エルフ人形が人を襲うシーンで何回かエルフ人形がCGで表現されるのですが、その時にナイフで高速にサクサク刺してくるのはなかなか良かった。
なんか聖歌を歌いにきた一行がクリスマスの電飾を使って血祭りにあげられるのも良かったかな。あそこがこの映画の唯一の見どころかもしれない笑

あとは、ベッドの上に置かれた、超不自然に巨大なプレゼント箱を不用意に触るビクトリアと中からひょっこり出てくるエルフ人形のくだりはちょっと笑えました。

でもめちゃくちゃつまらないので、これはオススメできません笑
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