マンボー

ティコ・ムーンのマンボーのレビュー・感想・評価

ティコ・ムーン(1997年製作の映画)
2.9
ビジュアルに期待を煽られたが、登場人物の言葉、物語の筋が全く理解できず、セットにもこだわりは感じるが、一見未来的なようでいて、じっと見ていると60年代のSFのような古めかしさも感じられ、ついにあまりの退屈さに、映画館で見事に眠りこけた。

あまりに理解できず、馬鹿に高価なパンフを買い求め復習を試みたが、それでも物語の筋がつかめず、登場人物の設定も頭に入らず、テーマへの謎はついに深まり切って、まさに奇々怪界、キツネにつままれたような気持ち、霧の中にたゆたうような足取りで京都の映画館を後に。あんな不思議な気持ちに陥ったのは、あの日が最初で最後の一日だった。それでもブラボー、みなみ会館(笑)