マンボー

プロミシング・ヤング・ウーマンのマンボーのレビュー・感想・評価

3.1
美術や復讐の手法などに、手が込んだ印象もあるけど、全般的にさっぱりついていけなかった。

登場する若い男性がまぁ下劣で、同じ男性として、おのれの下劣さ、情けなさには、残念ながら確かに自覚があるけれど、それにしたってそれだけではないし、そんな男性に対して、自分を彼らのレベルに落として復讐を遂げようとするストーリーに、気持ちが全く分からないとまでは言わないけれど、胸焼けをしたような気持ちになって、どうにも見てられなかった。

本作を見て、胸がスッとするとか、胸に落ちるという感覚にはあまりにほど遠く、ただただ悲しく虚しい気持ちになるばかり、楽しみ方が全く分からず、困った顔で暗闇にひそやかにたたずむ深谷シネマを後にして、背中を丸めてさらに深い闇の中へと吸い込まれるように駅に向かって歩き出したとさ。あ〜ぁ。