めちゃくちゃ面白かった！
不倫相手とその連れの男どもに最低最悪な仕打ちをされて砂漠に放置された主人公が息を吹き返し男どもに復讐を開始する血みどろバイオレンススプラッター。
下半期劇場公開ホラー映画一本目ですが、幸先の良いスタートを切れました(*^^*)
もう一本同日公開のホラー映画があるのですが、残念ながらこちらでは公開がだいぶ後…。東京羨ましい！
良くある復讐ものなのですが、ホラージャンルになってるだけあってゴア描写にかなり力を入れてます。序盤で木の枝がお腹にブッスリ行きますし、もちろんそれを引き抜くシーンもあります。しかもお腹をナイフで切り裂いて。それと目ん玉ぶっ刺しもあるよ！物語的に全くと言って良いほど不要なグロにもしっかり時間を使ってじっくり見せてくれるという、製作陣のサービス精神に拍手！
舞台は砂漠でめっちゃ広大だけど、主人公と男3人の4人しかいないし迎えがないと脱出もむずかしいという、ある意味で閉鎖空間。障害物がほとんどなくて見通しが良いうえにお互いに望遠鏡を持っているため、広さに反して戦場としては狭い。それ故に離れてるからと言って安全とは言えず、お互いにどこから来るかわからない敵を常に警戒しなければならないため、ノンストップな面白さがあります。
そして、視点の入れ替えが独特でハラハラ感を持続させるのがうまい。主人公が男3人に復讐する物語なので基本的には主人公視点で話が進むのですが、主人公が攻勢に出るタイミングで敵側視点に切り替えることで襲い来る主人公から逃げる「敵側の緊張感」を演出したり、その逆で、攻勢な主人公をカメラが追い続けることでどこかに潜む敵側に反撃されるハラハラを感じさたり。銃を持って追いつ追われつするシーンが多いのですが、そんな単調になってしまいそうなところを、主人公と敵の視点を頻繁に切り替えたり、正面・背面からのカメラを使い分けることで緊張と緩和を交互に与え、観客を飽きさせずに展開するスリラーとしてのうまさは抜群。
それと主役の女優さんがめちゃくちゃ綺麗！裸に近い格好で血まみれになりながら、デカイ銃担いで男どもを追い詰めていく彼女がとにかくカッコイイ！
あまりにもうまく行きすぎで笑いそうになるところもありましたが、リベンジムービーとしてはめちゃくちゃ面白かったので劇場で見て正解でした♫
