すがり

覚悟はいいかそこの女子。のすがりのレビュー・感想・評価

覚悟はいいかそこの女子。(2018年製作の映画)
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最高のタイトルから繰り出されるどうしようもないほどの少女漫画(偏見)。
タイトルが秀逸すぎて思わず観ちゃったけど、いくらなんでも自分の趣味と離れすぎていた……。
もっと男子高校生にフォーカスした馬鹿映画かと思っていたから残念。

主人公の行動に全く共感できないし、最後の告白の「俺は何にでもなる!父でも兄でも犬でもどんとこいだ!」みたいなテンションと台詞はきっと原作者の趣味なんだろうな、イケメンに告白され続けながらイケメンの歳上を好きでいる私みたいのも多分そうなんだろうと思う。

イケメン役の彼はたしかにイケメン系で愛嬌もまあ見えるし良いのだけど、難攻不落のスーパー美人のヒロインが設定に負けてしまっている気がしてならない。
邪推するならちょっと恐ろしい徹底ぶりだとも思う。

久々に小池徹平が見られたのは何だか懐かしくて良かったかな。

何にしても今回ばかりはこれを観てしまった自分が悪い。
畑を耕しながら「米ができねえ!」って言ってるのと同じ状況だもん。

でもタイトル。
タイトルだけは本当に最高なんだよなあ……。
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