あまりに有名なディズニーの名作、アラジンの実写化。今更ながらですが、レビュー出来ていなかったので、再鑑賞レビューです。
ディズニー映画って、それぞれの作品に明確な「世界観」がありますよね。それに加えてゴージャスなミュージカルと、際立つキャラクターの魅力。多くの人を惹きつける理由も理解できます。
冒頭シーンで流れる「Arabian Night」で一気に物語の舞台、アグラバーの街に引き込まれていきます。
アラジン（メナ・マスード）とジャスミン（ナオミ・スコット）が初めて出会うシーンでは、美しく煌びやかなアグラバーを舞台に、ガイ・リッチー色満載の疾走感溢れるアクションがミュージカル風に展開さるという贅沢さ。既にクライマックス？(^^)
際立つキャラクター達
ジャスミンの凛とした美しさと強さ。将来自ら国を治める事を心に決め、不断の勉強を重ね、アグラバーの街や市民を自らの目で見て感じ、より深く理解しようとする姿勢は、ディズニープリンセスという位置付けを超え、自立した女性のシンボルに思えました。
アラジンの内面に秘めた強さ。貧しい生まれから、盗人として生計を立てざるを得ない環境ながら、弱きを助ける勇敢さと、自立して生き抜いてきた自信と信念に満ち溢れている。そんな彼の内面の強さに、ジャスミンも惹きつけられていきます。
そしてやはり外せないのが、ジーニー（ウィル・スミス）の存在。まぁその発言は自由奔放というか、アラジンとの掛け合いは、おふざけ満載！間違いなく彼のキャラ無しでは語れない作品になっています。
感情を揺さぶる名曲達
そしてこの作品のもう一つの魅力は、様々な場面を彩る名曲達。「Prince Ali」では、ジーニーの魔法で王子に変身したアラジンことアリ王子が、豪華絢爛なパレードを繰り広げます。
クライマックスはやはり「A Whole New World」。ジャスミンを連れ出す事に成功したアラジンは、魔法の絨毯で夜のアグラバーを駆け抜けます。観ている者も時を忘れ、この名曲に浸りながら空中散歩している錯覚に陥ります。
魔法はいつかは解けるし、魔法をかけたとしても本質は変わらない。それが魔法の限界でもある。外見や地位、お金といった目に見えるモノではなく、出自や環境といった運命を嘆かず、内面を磨き続ければ、いつか人生を変える出会いや転機が訪れるはず。
娘にせがまれ加入したディズニープラス。マーベルだけではなく、本家ディズニーの名作を改めて見る機会も増えそうです(^^)
