「新ジャンル！バキボキホラー！！」「これが噂の”ボッキリ・ショック”！！」
って感じで昔なら宣伝されてそう。ｗ
(「噂の”バンボロ”だ！」とか「ジョギリ・ショック」みたいなノリでｗ)



例によって例の如く、幽霊が出るという廃工場にパーティしにやってきた若者達。
飲んで騒いでバカ騒ぎして、酔った勢いで廃工場の中を右往左往していた所、箱の中にあったナチス製の降霊術の道具を見つける。
見つけた勢いで、降霊儀式を実行する若者達だが、儀式が成功した途端、女子の一人の骨をボキボキへし折り体を食い破りながら、凶悪な殺人悪魔ナックルボーンズが大登場！！！！

ナックルボーンズは逃げまどう若者達を襲い、血祭りに上げてゆく！！！
おまけに他のもっとおバカなグループもやってきて、廃工場内は血祭り騒ぎに！！！



降霊術で呼び出してしまった凶悪な悪魔が、若者達を殺し回るスラッシャー・ホラー。

邦題は某有名シリーズみたいな感じですが、例によって内容は一ミクロンも関係のないスラッシャー・ホラーです。ｗ

設定等は結構捻ってはありますが、基本は「殺人鬼が若者グループ殺しまくるぜ！」系の割とよくあるタイプのホラー映画です。
無論、この手の映画でお馴染みのお色気シーンもあります。ｗｗｗｗ

なお本作の殺人鬼な悪魔は、割と軽口多めなおしゃべり君です。
(どうでもいいけどこの手の映画の殺人鬼って、物言わぬ無口なタイプかやたらおしゃべりなタイプのどっちかの両極端が多いよね。)


正直映画自体はアサルトワン配給なだけあってか滅茶苦茶低予算でショボいし、前半40分ぐらいはしょうもないドラマまみれで面白くないが、悪魔がぶっ飛んだ登場をしてからはスプラッターシーンが増え、テンポも良くなり面白くなっていった。
首チョンパ、串刺し、焼殺し等、殺しのバリエーションも結構豊富だし、ゴア描写も中々しっかりしている。


クライマックスで展開される悪魔を退治するための儀式のやり方も(色んな意味で)ぶっ飛んでいてビックリ。
つーか急を要するとはいえ、あんな発想できるか普通？ｗ
そして、実行できるか普通？ｗ

ラストの冒頭のネタを回収しつつもまさかまさかのオチにもビックリ。
フリンはヨクナイね、うん。ｗ


しかし、話自体は勢いで誤魔化せてはいるけど、結構粗まみれなのは難点。
皆全然逃げようとしないし、どう考えても逃げられるチャンスを全く生かそうとしないし…。
ってか悪魔退治の儀式のアレ、死んだ人の腕を使えば済むよね。ｗ

後、スプラッター描写は十分なグロさなものの、暗くて見ずらい上に描写があっさり気味なのが残念。
低予算の粗を隠すためかもしれないが、もうちょい明るい場面で殺傷場面や切断面を見せてほしかったなぁ。


正直惜しい所は多いですが、普通にスラッシャーホラーとしては真っ当な内容だし、スプラッター方面も中々しっかりしていてそれなりに楽しめました。


期待しすぎは禁物だが、B級スラッシャーとしてはまぁ十分観れるレベルだと思います。
尺も短いし、この手の映画がお好きなら平日の暇な夜長にでも観てもええんじゃないかな。ｗ

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ひょんなことで蘇っちゃった悪魔ナックルボーンズ先生に若者たちが次々にぶっ殺されて行くオカルト系スラッシャー。

どこのサイト見てもめちゃくちゃ評判悪いので全く期待してなかったんですけど、割としっかり作られてて面白かったです。陽気なナックルボーンズ先生が大好きになること間違いなしなナイスなスプラッターでした。

あらすじ…
彼氏に振られたショックで自殺未遂騒動を起こした主人公を慰めるため、男女5人で廃工場に探検に。そこで壁に埋め込まれてた箱の中に呪具を見つける。試しに儀式をやってみたら、悪魔ナックルボーンズ先生が復活してしまい…。

血も涙もない極悪殺人鬼ナックルボーンズ先生ですが、ユーモアのセンスを持ち合わせてるようで下ネタにもしっかり付き合ってくれます。先っちょだけで勘弁してくれるとかナックル先生マジ聖人！笑

しかも、変な覆面付けてたり、作業着のようなボロ来てたり、ナタ使ったり、チェーンソー使ったり、覆面系殺人鬼の諸先輩方にしっかり敬意を払ってるデキる後輩くんです。もちろん飛び道具は卑怯！

廃工場の中で一人ずつ若者が襲われていくわけですが、途中で新たな展開挟んだり、冒頭の伏線回収したり、前半でチョイ出ししたキャラをしっかり活かしたクライマックスも用意されてたりで、どうしても単調になりがちなスラッシャーの欠点をうまく回避しつつ、サプライズなラストまで抜かりがなくて、かなり研究して丁寧に作られてる印象。一度出したキャラを無駄にしない精神は素晴らしいですね！

グロシーンも見応えあり。いきなり人の体内から体引き裂いて出てくるという豪快な登場シーンから始まって、人体を縦に真っ二つにしたり。チェーンソーでゴリゴリもあるよ！

一応、ナックル先生を退散させる儀式もあるにはあるんだけど、無理ゲー過ぎて笑えて来ます。あんなん絶対できないわ（笑）

そんな感じで最後まで飽きさせない作りにはなってるんですけど、その裏返しで色々と雑すぎるのが少し残念でしたね。途中で出てくる変な集団が主人公たちと一切絡みないのはさすがに尺稼ぎ感あるし、ラストも楽しいんだけどあの後どうすんのかな(^_^;)でも、B級スプラッターとしては十分楽しめる作品だと思います。

• #ホラー映画と怖い映画

俺と遊ぶのは楽しいだろ〜〜っ！


冒頭、ナチスが超自然兵器として利用しようとして悪魔を召喚したら制御不能でしたオチで全員惨殺！
そんな夜露死苦で俺様な悪魔のナックルボーン先輩が、その後も度々現れては大量殺人を敢行、今回は廃墟となった工場でボンクラな若者たち相手に問答無用で殺りまくるスラッシャーホラーの快作！
これ、現在フィルマークスの平均点が2.7点ってウソでしょ！
すごく面白かったんですけど！
いや、序盤はね、ナチスが出てきたと思ったら主人公がデッカい象のヌイグルミをもらいつつ彼氏に振られたり、そんでもっていきなり自殺をはかったりと話の進め方が突拍子もなく、あまりうまくなく思えて正直ちょっとウトウトとしちゃったんですが、ナックルボーン先輩が呼び出されてからは俄然ヒートアップしましてね。
メチャ愉快なんで、目なんてランランと輝きだしまして、そりゃもう魅入ってしまいましたよ！
みんなファイナルデッドってタイトルにつくから低評価に拍車をかせちゃうんじゃないかなぁ？
普通にスラッシャーホラーだとすれば、「ハチェット」みたいに能天気な殺人鬼モノとして評価できると思うんですけれどね。


彼氏に振られて自殺までしようとした主人公を励まそうと、親友が知り合いの男子と一緒に出掛けようと誘います。
肝試しに訪れた廃工場の壁を壊したら、そこにナチスから送られてきたケースが隠されてまして、中には骨で出来たダイスと悪魔を召喚する儀式の説明書が入っていました。
何も疑わない主人公たちは遊び半分で儀式を行ってしまいます。
バカだから（汗）
こういうのは絶対にやっちゃいけないのがホラー映画あるあるじゃないですか。
でも、やらないと始まらない。

見事に召喚されたのはナックルボーン先輩！
1人の女子の手足の骨がいきなりボキボキと折れまくり、終いには身体を引き裂いて、中から「どうも〜コンニチワ！」って具合ですよ！
なんという俺ジナルな登場の仕方！
ナックルボーン先輩渾身のイリュージョンに驚いた残りの連中は急いで逃げ出します。
遊ぼうぜ〜♪とばかりに追いかけるナックルボーン先輩！
ちなみに、ナックルボーン先輩はマッハで走れるので、かなりのチート野郎だったりします。
しかも、悪魔のくせして超能力とかは使わずに、チェーンソーなどの凶器を好んで使う物理攻撃最高かよ！な御方。
途中で何故か乱入してきた泥棒四人組も瞬殺、気持ちの良い殺生を繰り返してくれますよ！
チ●コは先っぽしか入れないと言ったら、律儀にチェーンソーの先っぽだけで股間を切り裂いて悶絶死させてくれる親切設計！
でも、エロい女子は全身もれなく真っ二つDEATH！

あ、そうそう、ナックルボーン先輩は身だしなみにも気を使うジェントルマンなので、追いかける前にちゃんとそこらにあったボロボロの服を着ます。
裸なんて恥ずかしいですからね！
服着ても、70年ぐらい着替えていないオッサンみたいにしか見えませんけれど！

やがて、逃げ惑ううちに主人公たちは男に出会います。
その男は、なんとかつてナックルボーン先輩を地獄へ送り返したという輝かしいキャリアの持ち主だったのです！
呼び出すのは簡単でも帰すとなると大変で、儀式の成功確率はざっと100万分の1らしく。
えらく、ざっとだな！
ここで一つ疑問だったのが、ダイスを振る役目をその男に頼むんですけれど、100万分の1の確率で既に一度成功しちゃっているわけですよね。
そうすると、その男にやらせたら成功しないんじゃなかろうか、と。
別の誰かが振った方が、よっぽど成功しそうなのですが、どうでしょう？（汗）
まぁ、そんななんでね、当然の如く作戦は失敗するわけですが・・・

最終的に、この地獄送りの儀式がナックルボーン先輩攻略の決め手になって、その解決方法には思わず「え〜、マジっすか？」と苦笑い。すごい御都合主義が炸裂しますよ！
でも、アイデアは良い！
すごく分かりやすいし！

そんなこんなでナックルボーン先輩が古巣へ強制送還された後も、後日談で気の利いたオチが待っているあたり、本当に抜かりなく面白い映画だなと思いました。
主人公の女子が格好良いし、彼女の間違った成長譚として良くできたビギニングものでしたよ。

女子たちは皆さん生脚むき出しルックで太ももフェチにもオススメ。
主人公は、中々の可愛らしさで好みでした。
あの彼氏、絶対選ぶなら主人公だと思うんだけれど、あいつもバカだなぁ。
別れ話の直前に、あんなデカい象さんをプレゼントするところからして常識が無い。


最近、ホラー界隈で流行語大賞候補になりつつある「Gotcha!」も聞けるし、テレビに映っているのは定番の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」だし、非常に分かっている方々が趣味丸出しで作ったんじゃないでしょうかね。

気持ち良いぐらいに人が次から次へと肉塊と化す逃走中究極版！
さぁ、あなたもナックルボーン先輩と追いかけっこしませんか！？
逃げ切れば、あなたの命が賞品です！


ゲオ宅配レンタルにて

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