バルバワ

GODZILLA 星を喰う者のバルバワのレビュー・感想・評価

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)
3.6
初日鑑賞ということで怪獣カードをプレゼントされました。こういうのを怪獣映画で貰うのはいくつになってもワクワクしますね!さぁて中身はぁ~…














カマキラス







…嫌いじゃないよ!フォルムはカッコいいし!決して嫌いじゃないよ!だから泣いてないよ!クソゥ( ;皿;)



いやぁ、大学の哲学や宗教学などの授業を派手にしたような怪獣映画でした。

あらすじはゴジラ対ゴースト(?)ギドラ的な感じです。

怪獣映画って基本的に怪獣にスポットがあたり人間は二の次なことがほとんどで人間主体の怪獣映画は私が観た中では『ガメラ3 邪神覚醒』くらいです。それこそ今作のアバンタイトルや主人公ハルオが精神攻撃される描写はガメラ3ぽかった(そもそもハルオというキャラクターが"怪獣を憎んでいる"という設定がガメラ3)です。
ですが、今作は私史上一番人間主体な怪獣映画でした。

何故人は生きるのか、怪獣とはなんなのか、神とはなんなのか的な哲学的で宗教的な小難しいテーマや人間側の仮初めの呉越同舟の瓦解や切迫した状況で宗教に救いを求める『ミスト』的な展開、主人公ハルオのド畜生なリア充ぶりが物語の大半を占めてます。

あと怪しい宣教師メトフィエスが仲間と連絡取り合う電話みたいな石の着信音がキングギドラの鳴き声で笑いました。サービス,サービスゥ( ´∀`)

まあ、この作品の人間達に然したる興味がない私には退屈な展開が続き、ハルオが三部作中一番メソメソしていてイライラしました。

ですが、肝心のゴジラ対キングギドラでは人間達は怪獣映画のしきたりに従い基本見てるだけでニンマリしました。またハルオとゴジラの状況が重なっているのも良かったです!

ただ、バトル自体は短い上にあっさりしてます。キングギドラも限定付きでは最強なんですが…ねぇ。あと"あの怪獣"ガッツリ観せて欲しかったです。エンディングもピクサーの『ウォーリー』のある展開っぽいのは置いといても「え、こんなに人いたっけ?」ってなりました。

でも、ハルオのケジメの付け方は初志貫徹してて結構胸が熱くなりましたし、アニゴジ三部作の完結編!恩着せがましいことを言いますと私、一作目からほぼ初日(二作目は二日目ですので、ほぼ初日なのですよ?←殴りたい)から劇場に足を運んでましてね!そりゃあ思い入れはありますよ?それこそカマキラスくらい好きな映画です!
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