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ランボー ラスト・ブラッドのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前作終了後、故郷に戻ったランボーは旧友の女性とその孫娘とともに安息の日々を送っていた。しかし、孫娘がメキシコにいる実父に会いに行った際に人身売買のカルテルに拉致される。ランボーは救出に向かうがカルテル相手には多勢に無勢で......という話。ランボーシリーズ完結編。

10数年ぶりの新作でスタローンも劇中のランボーもかなり老けているし戦闘能力も落ちている。また本作は舞台が戦場でないのでアクション面でのダイナミックさは途中までイマイチだった。
しかし、終盤の自宅敷地にトラップを仕掛けた上でのカルテルとランボーの戦いは見どころ満載で、殺戮描写も容赦なくて大迫力。ロッキーの完結編もこんな感じでラストに盛り上げてくれたし、スタローンがあの年でメチャクチャ動けることに歓喜した。敵カルテルのボス兄弟の存在感が薄い気もしたが。旧友と孫娘とのドラマはとてもしんみりさせられたし満足度は高かった。
ただ、前作はようやく戦地を離れて穏やかな生活に戻ることを予感させる終わり方だったことを考えると、本作のラストは救いがない(>_<)

エンドロールで全シリーズの名場面が流れるのもファンにはたまらない演出。
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