『黄泉がえり』の塩田明彦監督が脚本も務めた、門脇麦、小松菜奈主演作品。
インディーズのギターデュオ、"ハルレオ"のハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)、そしてローディ兼マネージャーのシマ(成田凌)は解散前のラストツアーに出る。
それぞれがそれぞれに対し、複雑な感情を抱いたまま、本音を晒すことなく始まった旅は不穏な空気に包まれていたが、少しずつ過去の出来事と共に、歌と共に、ハルとレオ、そしてシマの気持ちが交差していく。
というお話。
何かでチラッとポスター画を見たのか、観たいなと思っていた作品。
あまり邦画は観ないのだけど、小松菜奈ちゃん可愛いから好き♡
門脇麦はあまり見たことなくて。
成田凌は『コードブルー』でヘタレな印象だったんだけど。
雰囲気映画かな、とあまり期待せずに鑑賞。
門脇麦が終始むすっとしてる。
でも彼女に隠された秘密がちらりと後半で明かされるから、納得もある。
生きづらいだろうな、って。
その分、奔放なところのある小松菜奈の透明感が際立ってたな〜。
なんだろう、甘えるの上手なのに気付いてなくてツッケンドンしてた感じ、かな。
だからハルに声を掛けられたんだろうね。
成田凌もいい味出してるけど、ちょっとかっこつけすぎな気もしたな。笑
というか、ハルレオにとって色んな意味で大事な人だし、二人に刺激を与えられる唯一の人、という感じ。
だからか、少しかっこよすぎちゃって、うぅん。
とにかくギクシャクした関係が徐々に明かされはするけど、もっとぶつかって、もっと突っ込んでもいいと思った。時代なのかな。
結局想像して、察して、な展開が多くて、もうちょっと言葉にしてもいいんじゃない?と。
特に後半戦はロードムービーなので終わりが迫ってくるわけで、ファンたちの動きもあって煽る演出なだけに、決定的な言葉を交わすシーンとか欲しかったなぁ。
ただ、歌は凄く良い。
素朴な歌声だけど、歌自体が良くて流石。
観終わってから何度も聴いてる◎
記録 : 2020年278本目。