バルバワ

将軍家光の乱心 激突のバルバワのレビュー・感想・評価

将軍家光の乱心 激突(1989年製作の映画)
3.5
爆発四散する織田裕二を~…ミタァーーー!と思いながら鑑賞致しました。←なんだこの文章

いやぁ、度肝を抜かされましたぜ!嫌いじゃないよっ!今年でいうところのジョン・ウー監督の『マン・ハント』(しかも原作映画の監督が降籏康夫という)を観た感覚に似てます。

あらすじは将軍家光が息子を殺そうとするから七人の浪人で阻止する…的な感じです。←輪をかけて適当


まずは演出が千葉真一なだけにアクションシーンがド派手です。数字でいうと牧場から借りた馬は1500頭!スタントマンのかけられた保険金は総額4億円!本当にアクションに特化した映画でした!…良しにつけ悪しにつけ。

まずは良い部分は1度観たら忘れられないシーンが盛りだくさんなのです。私の脳にこびりついたシーンを挙げると…

・顔が終始テカテカな千葉真一
・満面の笑顔で雪ソリをする緒形拳
・突然流れ出すTHE ALFEE
・爆発四散する織田裕二
・火だるまになる長門裕之
・人間以上に体を張る馬
・初めて観る武器デカい尖った鉄の棒
etc…
枚挙に暇がない!刺激的かつ意図がわからない映像の連打に考えることをやめてしまいそうでした。
しかし!それができれば苦労はないのですよ!
というわけで個人的に悪く感じた部分行くぞ、おりゃぁぁぁぁ!←壮大な一人相撲

まずは台詞が少な過ぎてキャラクターの内面が見えにくかったです。確かに説明台詞が多すぎな映画は好きじゃありませんが、それは説明をしなくても良いというわけではなく台詞以外の方法で説明して欲しいのです。なんていうか本当に何を考えてるかわからなかったのですよ💦

次に良い部分でも触れた馬ちゃん問題ですね。もう痛そうで痛そうで…だって首から転んでいるんですよ?私、結構馬が好きなので観ている間「やめてぇぇぇ!」と叫びそうになりましたよ…馬が好きなのか、打ち上げで馬刺しを食いたいのかどっちなんだ!

最後にすったもんだあった末将軍の息子(因みにこのガキが無愛想で可愛くなくてですね…)が父親家光と対面してからが長かった。いや長くても面白いならば良いのですが、出てくるのは死にかけの京本政樹に牙を抜かれた松方弘樹、可愛くないガキ(←因みに私より年上)等戦闘力が低めな方々。先ほどまで武骨な漢達の血湧き肉踊る戦いにうっとりしていた身には父と子のドロドロな愁嘆場はツラかったです。

後はまぁスタント用の人形がわりとくっきり映ったり、火だるまになる長門裕之のスタントマンが被っている"長門裕之マスク"がドンキで売ってないかなと妄想したりしました。

とにかく劇薬な映画なのでオススメです。ん?酷いレビュー?まぁ、乱心しちゃったんですよ。反省してまーす(CV:國母和宏)。ウヘヘ( ´∀`)

サノス:パチン!

サラサラ( ´∀∴..:..
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