TAMU

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのTAMUのレビュー・感想・評価

4.6
予告込みで3時間の長丁場でお尻は痛いが、見終わった今もコトリンゴさんの歌が頭に流れている。

前作は公開時に2回見たが、2回目の時も久々に見た今回もオープニングで「悲しくてやりきれない」が流れ出し、広島の街並みから青空が大写しになって、サビのパートに入った所から条件反射的に号泣。

もうこうなったら何でも泣くなw
エンピツ転がっても泣く。3時間泣き続けることになろうとは。すずさん愛おしい💦

そして追加パートがグッと来る。
当然だが、あくまで追加なので原爆落ちないなんてことは無い訳で、1作目とほぼほぼ同じ感じには進んでいく。

だが、奥行きが広がっていて、りんさんこそがすずさんの居場所なんだと新たな涙も溢れ。。
そして秘密を胸にしまい込むすずさんに、多くの理由が語られることはなく、余白もあって映画的。

男目線で見ても、前作と比べてバランスよくなった感じで、哲を離れに受け入れた訳も分かる感じ。すずさんが哲を受け入れなかった訳も分かる感じ。

個人的には、昭和20年の花見のシーンが印象的。りんさんのセリフに心を打たれることはもちろん、空襲もある中、公園に花見に人が集まる。そして美しい桜。

戦争があってもなくても花は咲き、風は吹く。
今なお沢山いる、世界中のはるみちゃんが1人でも笑っていられますように。

そして、ぶっちゃけ自分はフィルマークスにしか私見を述べたりしなかったりするわけで、こんな世界の片隅にうちを見つけてくれてありがとう😊
TAMU

TAMU