TAMU

ただ悪より救いたまえのTAMUのレビュー・感想・評価

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)
3.5
我らがチョンチョン(ファンジョンミン from『新世界』)と我らがジャソン(イジョンジェ from『新世界』)が全力追っかけっこする物語。

レイ役イ・ジョンジェは『イカゲーム』の気の良いクズ役で世界的スターになりつつあるが、個人的には『神と共に』の閻魔大王と『10人の泥棒たち』のポパイが好き。(特にポパイが車にひかれるところw)

で、本作はバッキバキに鍛え抜かれたサイコキラー。

インナム役ファン・ジョンミンは恋人との辛い別れを引きずるしかめっ面した寡黙な殺し屋。

脚本は2人をバンコクでの対決に向かわせるために取ってつけたようなもので、雑なことこの上ないが、やはり、2人が向き合うとテンションが上がるw

とにかくレイはターミネーターなの?と思うほどの無法者サイコパスで、クスリをやってる描写がないことが気になる程。
飛行機とか大人しく乗ってきたんだろうか💦

真っ直ぐ相手を追い詰めるスポーツマンシップに乗っ取った殺意は清々しいほどw

特にバンコクでの銃撃戦や手榴弾攻撃が斬新で面白いと言えば面白いが、『ハートロッカー』トラウマの自分としては2人とも2,3回死んでるんではないか。手榴弾の衝撃波舐め過ぎw

ゲイのユイ役パク・ジョンミンはどんな役でもモノにしてしまう凄さ。パク・ジョンミンの変幻自在の演技を見られるお得感。

『パク・ヨル』で金子文子役を演じたチェ・ヒソはファン・ジョンミンの奥さん役。久々に見れて嬉しかったが…

不動産屋オ・デファンは最初の怪しい微笑みで、死亡フラグを見抜いたw
白竜、豊原功補も出て不思議な感じ。

結局『アジョシ』が最高だな、と改めてw
TAMU

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