
8世紀末、フランス革命の激動に揺れるパリ。ド・ラ・フォルス侯爵家の娘ブランシュは、極端に神経質なため俗世間では生きていけないと、コンピエーニュにあるカルメル会の修道院に入る。だが革命政府は修道院の解散と建物の売却を決め、司祭も追放された。修道女たちは殉教を決意するが、怯えたブランシュは修道院から逃げ出す。潜伏してひそかに信仰を守っていた修道女たちは捕らえられ、死刑の宣告を受けた。ひとりひとり断頭台に上る修道女たち。その時、群衆のなかからブランシュが現れる。
両親を亡くした貧しい姉弟、エリザベートとポール。やがてエリザベートはモデルとなり、裕福な男と出会うが事故で男は死去する。大きな屋敷を受け継いだエリザベートは弟と共に、モデル仲間のアガトや弟…
>>続きを読む©Ken Howard/Metropolitan Opera