汚れた魂。
罪深き者を救いたいアンヌ・マリーは修道女になり、刑務所の問題児テレーズを救済しようとするが…
ロベール・ブレッソン長編デビュー作。
デビュー作から罪や宗教を取り扱っていた。『天使に…
やっと初ロベールブレッソン…もっとちゃんと色々観たい
ラストシーンよかった、あと拳銃買うシーンもよかった
扉の閉まる音(さいこう)
キッと悪い事言われてから猫のシーンまでくくーっと行き過ぎた人み…
手錠のかけられた手のアップ。神の教えを守れば救われることが信仰だとして、それを強要することで他者を救えると思い上がっているだなんて、なんたる傲慢なんだ。何も知らない相手に罪深い人だとか不幸せだとか決…
>>続きを読むディスコミュニケーション。常に問題となっているのは関係の齟齬であり、罪やら救いやらはただの材料に過ぎない。
やはり音。牢屋の重い扉、配膳車の金属音、テレーズの叫び声、靴。鐘の音はずっと特権的だった…
本作を「ブレッソンの中でも好きな方」って言ったらシネフィルの方々は怒るでしょうか
一堂に会した大女優たちは,彼女たちの「上っ面な喋り方や無用な身ぶり手ぶりのせい」で,「もはや人ではなくなってし…
瀕死のアンヌ=マリーの頰がふっくらと血色良くて、全然死にそうもないんだけど…
テレーズはそもそも冤罪で刑務所に入っていたので、復讐で殺人を犯すまでは罪人じゃないのよね。
しかし院内では魂がキレイか汚…
刑務所と修道院に共通して写り込む格子の影が、交差する善と悪を担的に表している。罪人を救ってしまった罪と、罪人と一括りにする以前に必要な真価を見極める目、さまざまなレイヤーが同居する複雑なストーリーに…
>>続きを読む医務室で目を覚ましたマリーの笑顔が天使だった。誰も救われぬが、作品としては見事なラストショット。結果無関心が無難だが、手を差し伸べる方も、られる方も合わぬ場からの解放という救いになったともとれる。
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ブレッソンの長編デビュー作らしい。
冒頭、朝に扉を次々と開けていくショット「アヴェ・マリア」と、アンヌ・マリーがシスターたちの部屋を一つずつノックして訓戒を受けるショット。シスター服でも見分けられ…