
ある冬の日、風邪をひいて寝込んだお姉さんは夢を見ます。カセットテープにまつわる少し切ない思い出。
妻に先立たれ、岩手に住む父親の悩みは、東京に住む末っ子・哲夫のことだ。定職もなくアルバイトで気ままに暮らす息子をたしなめる父、そして反発する息子・・・そんな哲夫も下町の工場で働くうち、可憐…
>>続きを読む母・ゆかと二人暮らしの少女・みゆきの夕ご飯いつも決まって、ゆかが作り置きしておくカレーだった。寂しさからみゆきはゆかの作ったカレーを捨ててしまう。その日から14年。20歳の母の日にみゆきは…
>>続きを読む数年前家を出て一人東京で暮らす和馬(藤原季節)は、親が経営していた酒屋を継いだ兄、弘文(長尾卓磨)の元へ帰ってくる。 年齢を重ね、変わってしまった母の姿に戸惑いながらも、その時を受け入れ過…
>>続きを読む"無口なテツは四六時中ジャグリングに明け暮れ、恋人に家を追い出されてしまう。 一方、片足の悪いミドリは、公園清掃 20 年。ひねくれた性格で、新たに清掃員としてきたテツにも、いつも…
>>続きを読む街の小さな路地、ふと唄が聴こえる。祭囃子のようなアコースティックな響きは、木造家屋の古本屋上階から鳴っているようだ。山尾家三兄弟は音楽という共通点をもつものの、それに対する姿勢はてんでバラ…
>>続きを読むある日、ミツルは駅の近くで電話を手に地面に突っ伏して泣き叫ぶ高橋を目撃する。周囲の人々は迷惑そうに関わりを避け、何事もなかったように足早に通り過ぎていく。ミツルも同じように一瞥し帰路につこ…
>>続きを読む母親の結婚式に出席するため帰省した晴男は、昔の恋人・深雪と偶然再会する。彼女は数年前に故郷を離れたが小学生になる娘のチハルを連れて戻ってきていた。ひょんなことから、晴男とチハルは一日を過ご…
>>続きを読む