YACCO

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYのYACCOのレビュー・感想・評価

3.5
『スーサイド・スクワッド』は正直なところいまいちだった記憶で、そんななか、ハーレイ・クインは印象に残っていた。(マーゴット・ロビーがきれいなだけかもしれないけれど 笑)ハーレイ・クイン主役の映画ができると聞いた時はなるほどと思い楽しみにしていた今作。DCの映画だと『ワンダー・ウーマン』もガルガドットに魅せられたひとりなのだが、今作は違う意味でマーゴット・ロビーに魅せられた。
とりあえず何も考えず頭からっぽにして楽しむ映画であることは確か。適役がユアン・マグレガーだったりもするけれど、今作はハーレイ・クインを楽しむ映画だと思う。
ポップな映像(爆破炎上も花火のような美しさ)にカラフルな衣装の数々(あれを着こなせるマーゴット・ロビーのスタイルの良さよ)、アクションシーンはジョン・ウィックと同じ人がと何かで聞いたが、なるほどそんな感じが伝わってきた。
明らかに体格も腕力の格上そうな男性陣をばったっばったとなぎ倒す、ハーレイ・クインや仲間たちの姿にスカッとするものの、ちょっと男性陣が弱く見えてしまったかな…とも。
そういった疑問をも脳内でなぎ倒し、楽しむことに集中するのがこの映画の醍醐味なのかもしれないが…
(あと、突如消え失せてしまったジョーカーがちらついたけれど、それも追いやって…)
ブラック・キャナリーが出てきたときは、個人的にはちょっとテンションがあがったけれど、本領発揮は一度だけだった。でも、あんなにすごいならブラック・キャナリーで解決できそうな気もしたけれど…
といった、感じで細かいことは考えずに、ポップでカラフルなハーレイ・クインの世界観を楽しむ映画、なのではなかろうか。
YACCO

YACCO