140字プロレス鶴見辰吾ジラ

レッド・ブレイドの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

レッド・ブレイド(2018年製作の映画)
2.5
【心を無に】

冒頭、我らが坂口拓の殺陣が炸裂する。曇りがかった画面から安っぽい幻想性に惑わされぬアクション。ヒロインはリアル峰不二子という場違いな邦題みたいなキャッチコピーのグラビアアイドル。棒読みだが棒立ちしないのは良かったが、タイムスリップしてからの一連が急激にチープになりここからは坂口拓の声が「心を無にしろ」という囁きの通り我々も修行を強いられる。アクションシーンにステータスを振っているが、胸元ガッツリ開けた女メガネ秘書というコミカル下品の太股の間からの射撃など脳内回路がぶっ壊れる仕様。岩永ジョーイの度を超した虚構的男のエロスとスーツアクションがそれ以上に光っていた。ラストは空いた口が割と塞がらない(笑)