ねこ無双

アポストル 復讐の掟のねこ無双のレビュー・感想・評価

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)
4.0
イコがいなくて、シラットも無い!
これほんとにザ・レイドシリーズのギャレス・エヴァンス作品?って目が丸くなってしまう作品。
ホラー色がとっても濃くて、禍々しさに満ちている。土着的、超自然的…とにかく不思議な雰囲気を持つ映画。
レイドシリーズの雰囲気を求めると、びっくりしてしまいます。
ザ・レイドGokudoのドラマへの傾斜がこっちの方へも流れてきたのか、アクションもあるけどドラマへ、ホラーへと比重多め。

映画ザ・ゲストに出てたダン・スティーブンスはイケメン退役軍人風だったのに、今作ではすっかり人相が変わっちゃっててどうしたの?ってなる…。
あっ、そういう役柄か…。

邪神を崇めている島国の人たち。
開拓時代を彷彿とさせる服装をみんなしてるので、背景はその時代なのかも。
根っこの人とか、根っこマスクの人とか、主人公たちの背景も結構謎が残ったままだなぁ。

村人を罰するための拷問の種類が多くて、なかなか痛いものだらけ。
拷問のための拷問機があって(島のオリジナリティ感じられます)
脳みそをぐりぐりするドリルとか…、巻き上げ機でミンチとか…。
組み立て式の処刑台あったりして。
痛いもの大好き民には見応えありです!

ギャレス監督はウェールズ出身なのに、インドネシアで映画ザ・レイドを撮った変わり種。
これが傑作なのかどうかはわからないけど、この後ギャレス監督がどこへ向かうのか非常に興味が湧く映画でした。
レイドシリーズのようなアクション映画ももちろん観たいし、こんな不思議な作家性を感じる映画もまた観てみたい。