LoveAnimal14

運び屋のLoveAnimal14のネタバレレビュー・内容・結末

運び屋(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

クリント・イーストウッド。

御歳 89歳。

言わずと 知れた 名優であり
監督としても 超一流。

まず 名前の 響きが 素敵じゃないですか ?
クリント…✨ イーストウッド…✨
近所に住む 外国人に
こんな 名前の人 いないでしょ ?
せいぜい マイクとか ボブとか(笑)
これは かなり 語弊が
ありそうですね。失礼しました💦

そんな 彼の 最新作。「運び屋」
ただ 一言で よければ
味わい深い 作品。
月並みだけど ちょっと 苦めの コーヒー
みたいな。

イーストウッド 演じる アールは
たった 一日しか咲かない ユリの花
「デイリリー」を 育てることに
心血を注ぎ 家庭を顧みなかったことで
娘には 相手にされず
妻には 愛想をつかされ
後悔の日々を 送っている。

後悔を 全く していないと 言える
人生を 送っている 人って
この世に いるのでしょうか ?
その 度合いや 内容は
人それぞれだとは 思うけど
きっと 後悔の ひとつや ふたつ
誰にでも ありますよね。

この映画を観て 思ったのは もし
後悔したときに どのタイミングで
そのことに 気づくかと いうことが
大切なんじゃないかなと。
もちろん 気づくだけでは ダメなんです。
そこから どのように 行動するか。
自分のためでは あるけれど
その後悔と いうものに
もしも 対象者が いるのであれば
その相手の ために
何を するか 何が できるのか
だと 思います。
後悔を ただ単に 自分の中だけで
受け入れてしまったら
その先の 景色には
何も ないんだと 思います。
その 何もない 景色に
たった一輪の デイリリーを
咲かせたいので あれば
一歩 足を 踏み出せば いいのだと。

そんなことを 考えさせられました。

他に 印象的なシーンとして
ダイナーで
ブラッドリー・クーパーが演じる
麻薬捜査官と アールが
ほんのひと時 語り合う 場面。

役柄を 通してと いうより
役柄を 超えて
互いを リスペクトし合っている感じが
スクリーンから ひしひしと
伝わってきました。

世代は 違えど
どちらも 素晴らしい アクター
ですもんね。

もしも イーストウッドが
亡くなったら
ひとつの時代は 終わりを
告げますね。
あと 何本の 作品を
僕らに 届けてくれるでしょうか ?

ぜひ 長生きしてもらいたいものです✨
LoveAnimal14

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