きょう

青い塩のきょうのレビュー・感想・評価

青い塩(2011年製作の映画)
3.6
殺伐としたヤクザ組織を引退し、母の故郷である釜山でレストランを開いて、平穏に暮らそうと決意した、ソンガンホ演じるドゥホン。その夢に向けて料理教室に通うようになった彼は、そこで、セビンという少女と知り合う。次第に心を通わせる2人だったが、セビンの正体は闇組織の一員で、ドゥホンの動向を調べるために接近していた。やがて組織から彼女はドゥホンを抹殺するように命じられるが…


ドゥホンは、元は大きな裏組織で暗躍していた伝説のヤクザ。
しかし、全くそんな雰囲気を感じさせない、お茶目な人が良さそうなおじさんです😂
料理教室で、美味しい料理が作れるようになるために一生懸命頑張っています☺️そこで、セビンというとても料理上手な可愛い少女と知り合います。
実はセビンはワケありで、闇組織に雇われ、その組織からドゥホンを監視するように命じられていたのです。
さらにセビンは凄腕スナイパーでもあり…
お料理を通じてだんだんと心が通い合う、ドゥホンとセビン。
セビンは本来の目的を忘れるぐらい…
親子ぐらい歳の離れた2人を見ていて、仲良し父娘のようにも見え、時にはイヤらしさなど全く感じることない本物の恋人同士にも見え、なかなか良い関係でした。
緊張感たっぷりの中での2人のデートのシーンは映画を観たり、プリクラを撮ったり、カラオケ🎤やったりで、ホッとできる癒し部分でもありました❤️
しかし、ドゥホンは闇組織から命を狙われている…
セビンも本来の目的はドゥホンを殺さなければならない。
セビンの気持ちも彼を守りたい気持ちが強くなり、その狭間で揺れる女心がとても強く伝わってきました。
ドゥホンもセビンの状況がわかり、彼女を闇組織から助けたい気持ちになり、後半はお茶目なおじさんから、元ヤクザのイカついおじさんへ。
ギャップが凄かったです💦
ここまで心が通い合った2人が、冒頭のシーンのような結末を迎えてしまうのか?ちょっと辛い気持ちになりましたが、ラストはそれを覆すものでした。
ラストは観る人によって期待していたものと違うという意見もあれば、私はこちらを望んでいたから、これで良かったと思います。


やはり、ソンガンホは素晴らしい役者さん👏🏻ますます、惹きつけられました❤️
ドゥホンはヤクザだったとは思えないお茶目さと柔らかさ。若い少女に無償な愛で接する純粋さ。ヤクザだった男としての強さや逞しさ。人としての真っ直ぐさや優しさ。
ギャップがある役どころを見事に演じ切っています。男は見た目じゃなく中身がハンサムであることが大切を物語っています。
セビン役のシンセギョン。ふとした表情が北川景子さんに似ていて、影のある役を美しく演じています❤️
明るいシーンもシリアスなシーンも映像が美しかったのが印象的でした✨
きょう

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