とにかく銃撃戦がしたいムービー
CIAの雇われ暗殺者として暮らす元軍人のコリンズ。核弾頭の取引を目論む標的を排除すべく、大統領令のもと結成されたチームで任務に挑む…！！
本作の監督は、何故だか未だに日本未公開だけどリアルな銃撃戦描写が評価されている「The Veteran」を撮ったマシュー・ホープ監督。
主役はメル・ギブソンさんを父に持つマイロ・ギブソンさん。タレ目が父似よね。
特にメジャーな作品ではないですが、ガンアクションに期待できるかと思って観てみたんですが…これが何とも言えないイマイチな出来w
自分はガンマニアでもミリオタでも無いので詳しくは分かりませんが、リアルさを追求した銃撃戦を観せたいんだろうな…というのは凄く感じました。
ツーマンセルで援護しながら移動していく様子や、薬室の弾丸を確認するシーンなど細かい描写まで映像として観せるあたりにこだわりを感じます。
ただ、残りの弾薬が少ないと言っておきながらやたら無闇に撃ち過ぎだし、何故そうなる？？とツッコミをいれたくなる描写もちょいちょいありました。
あと、核弾頭がアタッシュケースサイズなのはさすがに小さ過ぎねぇか？と思ったり…。
二転三転する裏切りの展開を装いつつも、先の見える薄っぺらいストーリー。
まぁ、アクションシーンを観せたいがために作られた映画だと思えば、仕方ないのかもしれません。
しかし、全編に渡って銃撃戦がふんだんに盛り込まれているにも関わらず、イマイチ盛り上がりに欠け、印象に残らないアクションの数々。
結局、ストーリーにも銃撃戦にも振り切れず、パッとしない映画になってしまっていたのが残念です。
なんか酷評しちゃいましたが、メチャクチャつまらないワケじゃないんですよ。
それなりに観れます。
けど、明日には忘れちゃうレベルの内容でっせ。
〜余談〜
本作のキャストでは唯一、割と有名なウィリアム・フィクナーさんが序盤も序盤で呆気なくフェードアウトしちゃうのが勿体ないですよね〜。
まぁ、予算の都合なんでしょうか…？
