茜

ディープ・ブルーの茜のレビュー・感想・評価

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)
3.8
有名だけど観た事なかったシリーズ。
たまにネットでネタになってるサミュエルのシーンってこの映画だったんだ。
確かにあれは想定外でビックリするし、後からじわじわ笑えてくるな…。

研究のためのDNA操作により知能が発達したサメ3匹vs研究施設の人間達。
この施設は海上にポツンと浮いていて、施設内事故に合わせて嵐まで巻き起こり閉鎖的状態に。
施設の外も危険だわ、施設の中ではサメが暴れまわってるわ、これぞ絶体絶命シチュエーション。
建物構造も面白くて、サメから逃れるために上へ上へと階を登っていく展開はまるでゲームのステージみたい。

アニマルパニックなので勿論、登場人物が食われて死ぬんだけど、その人選も意外性あり。
「この人こんな早々に死ぬの!?」という驚きから、誰がやられるか想像がつかないという予測不能なスリリング展開。
サメはCGとアニマトロニクスを駆使して再現してあって、俊敏な動きはCG、それ以外はアニマトロニクスと使い分けしてるらしい。
正直CGは良い出来と言えなかったけど、アニマトロニクスのサメが本物使ってるんじゃないかと思う位リアルでビックリした。
質感とか尾びれの動きとか本物そっくりで、とてもリモコンで動かしてるとは思えない。

コックさんと鳥が名コンビで、こいつらの掛け合い見てるとほのぼのする。
好感度抜群なうえに意外と強キャラで、鳥のために頑張るシーンが最高にかっこいい。
爆発も戦闘も派手だし、クライマックスの盛り上げ方も上手いし、正統派の良質サメ映画。
茜