のん

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~ののんのレビュー・感想・評価

3.7
ヒロイン吉田鋼太郎の破壊力



LGBTの問題にあえて深く触れずに、おじさんたちが一生懸命に恋愛ドラマをする、というコンセプトが今の世の中にぴったりだったのか、連ドラ版は社会現象を巻き起こし爆発的なブームとなった。



ブームの中心にいるのはダメ男だけど、憎めない田中圭演じるはるたんと、乙女チックな目の輝きがたまらなくキュートな吉田鋼太郎の黒澤部長の破壊力だろう。



光のお父さんからドラクエの魔王まで、シェイクスピアの四大悲劇すべての王役をこなす強面でありながら、おそらくどんな旬の女優よりも可愛さを醸し出せる、とんでもない役者である。おじさん俳優界のリーサルウェポンと呼びたい。



劇場版となる本作ははるたんと牧、黒澤部長ほか連ドラ版のキャストに加え、志尊淳と沢村一樹を加えた恋のバトルロワイヤル(?)が展開される。


志尊淳はもともと中性的な魅力で、朝ドラや『帝一の國』など作品世界にぴったりとはまる適役で、沢村一樹の存在がエロい感じもたまらなくよい。

全員集合のサウナのシーンは爆笑必至で、このシーンだけでも楽しい。



ストーリーについては、後半の怒涛の展開に首を傾げたくなるが、泣き顔一発で全ての違和感を吹っ飛ばせる田中圭はやはり色々と引き出しを持ってるなあと感じた。