便利さと引き換えになった社会の闇、
女性ばかりが負担を強いられる
未だ根強い家庭構造、
母親に出て行かれた子供たちの
果てしない心の傷…。
コミカルさを想像させる邦題よりも、
「闘争」や「闘い」という
原題の響きの方が、やはり、しっくりと来ます。
あれ、ロマン・デュルスって
「あの作品では、あんな役だったよね？？」
「んにゃ、違う俳優だったけ…？」と、思わせてしまう演技力と
淋しそうな雰囲気を醸し出していた
子役たちの表情が心に残りました。
そして、男の子よりも女の子の方が
先に立ち直っていく姿が、なんとも印象的ですね。
ママの代わりにお兄ちゃんに
軟膏を塗ってあげるシーンで、涙が溢れました。
嗚呼、我が家の旦那にも今作を
ぜひ鑑賞していただきたいものです…。
