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『プチ・ブルの犬』に投稿された感想・評価

政治とワンチャン🐶
kabaya
4.0
ユーロスペースで鑑賞。
DVDとかほしいくらい好き。

監督自身の政治的意見への自問、または政治等を含めた表現方法への自問という内容に思いました。

自由主義、資本主義、共産主義、ネオリベ、宗教等言った教義みたいなものを人それぞれ持っていて、それらは社会を間違いに引っ張ってしまうことがよくあって。
そういうものを見ていると政治哲学みたいなものがバカバカしく思えてきて、あくまで私はノンポリなんだと鼻ほじっていたい時期がよくあります。
そういう時期は都合よく芸術至上主義めいたものが使われること、これは我々の身の回りでもよく起こります。そういったご都合主義的な芸術至上主義すら、この作品では反省する構造になっているかと思います。監督は賢い人だと思います。

もう一度見たい、映像だけでも。面白いシーンばかりだった。
4.3
これは面白かった!
ドイツ映画祭 HORIZONTE 2019で鑑賞。
イデオロギーなき日本?では、
特に若い映画作家がこういう映画作ることはなさそうだし、
若い人にはウケないのかもしれませんが、
どっち行ってしまうの?な奇想天外な展開と内容がすごく面白かった。
ウディみたいに神経質でない、
ヌボーっとした監督自身の演じる本人のキャラが存在感だけでも愉快なのが強い。

ゲーテ・インスティトゥート東京のドイツえ紹介文を貼っておきます。
「大志を抱きながらもパッとしない映画監督ユリアンはいくつもの助成申請を却下され、やむをえず農家で収穫作業をすることになる。ユリアンが共産主義の理想を謳うメルヘン映画の主役に口説いていたカナダ人女性カミーレも成り行きで同行し、ふたりはリンゴ農家にたどり着く。肉体労働で使い物にならないユリアンを尻目に、カミーレはありもしない映画の準備に没頭し、奇跡を信じるホンとサンチョという友達もできる。さらには、アメリカン・ドリームを掲げた模範的労働者や、不思議な僧侶も現れ混乱を深める。
ラードルマイヤー監督の長編デビューは、政治的態度を模索する今日の若い世代が抱えるジレンマを独特のコメディータッチで描き2017年のベルリン国際映画祭で大きな反響を得た。」

ラードルマイヤー監督は今年の映画化されていない脚本に贈られるローラ賞を受賞した「Blutsauger」(吸血鬼)を既に撮影し終わりポスプロ中。

ユリアン・ラードルマイヤー監督は今後さらに国際的な高い評価も得ることになると思います。
(2019.12.8追記)

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