1960年代のアメリカ南部ミシシッピー州。黒人差別が色濃く残る中、黒人メイドは抑圧された状況にあった。その実態を世の中へ発信しようと奮闘する女性ライターと、2人の黒人メイドの心の交流を描いた作品。
まず何より出演者の演技が素晴らしかった！個性的なキャラクターで時にはコメディタッチに、時にはシリアスに訴えかけてきます。
女性ライターのスキーターには、エマ・ストーン。先進的な考えを持つ彼女を魅力たっぷりに演じています。
文句の付けようがないのが、黒人メイドのエイビリーンとミニー！特にミニーを演じたオクタヴィア・スペンサーのアカデミー助演女優賞は納得です。
悪役？の白人セレブのヒリーには、ブライス・ダラス・ハワード。本当に嫌な女でしたねー(^^) ちなみに、ロン・ハワード監督の娘さんです。
黒人差別という重いテーマを扱っていて、そしてエンディングもなんとも、やるせない。。しかし何故か深く心が締め付けられる訳ではなく、不思議と前向きなメッセージが心に届く。非常に上手い演出です。
「真実を語る」そして「心が解放される」
タイトルの「HELP」に込められた数々の心の叫び。しっかりと受け止め、フラットな目をもっと養いたいものです。
最後に！人によっては少しトラウマになる食べ物系のエピソードがありますので、その点はご注意を(^^)
