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ゴーストランドの惨劇のYYamadaのレビュー・感想・評価

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)
3.7
【ホラー映画のススメ】
◆作品名:
ゴーストランドの惨劇 (2018)
◆映倫区分 / 日本 : R15+
◆ホラーの要素
 正体不明者から監禁される
◆恐怖の種類とレベル
 精神的恐怖 ★★★★☆
 肉体的恐怖 ★★★☆☆
 知識的恐怖 ★★★★☆

※本作は、ご自身が鑑賞後にレビューチェックされることが望ましい作品です

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・人里離れた叔母の家を相続し、そこへ移り住むことになったシングルマザーのポリーンと双子の娘。奔放で現代的な姉ベラと怪奇小説家ラブクラフトを崇拝する内向的な妹ベスは、双子でありながら正反対の性格だった。新居へ越してきた日の夜、2人の暴漢が家に押し入られ、母は娘たちを守るため必死に反撃し、姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにする。
・事件から16年後、ベスは小説家として成功したが、ベラは精神を病んで現在もあの家で母と暮らしていた。久々に実家に帰って来たベスに対し、地下室に閉じこもるベラは衝撃の言葉をつぶやく…。

〈見処〉
①観始めた瞬間から、あなたは、
「悪夢の家」の罠にはまる——。
・『ゴーストランドの惨劇』は、2018年に製作されたスリラー・ホラー。
・『マーターズ』の鬼才パスカル・ロジェが6年ぶりにメガホンをとり、絶望的な惨劇に巻き込まれた姉妹の運命を、全編に伏線と罠を張り巡らせながら描いている。
・出演は、米国ドラマ『ティーン・ウルフ』のクリスタル・リード、『CODA あいのうた」のエミリア・ジョーンズ。

②結び…本作の見処は?
◎:「2度と見たくないけど、2回観たくなる」のプロモーションとおり、一度の鑑賞では作品の全容理解は難しく、伏線の確認のため再鑑賞したくなる作品。フラッシュバックを多用し、多重的に構成された演出と『ゴーストランドの惨劇』というタイトルが鑑賞者の判断を惑わせ、エンドロールが始まるまでジャンルさえ特定出来ないほど、知的好奇心を刺激してくれる。
◎: 序盤の惨劇シーンは、なかなかの恐怖レベル。
▲: 初潮や失禁など、女性視点では鑑賞者の不快感を伴うシーンも含まれる。
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