河豚川ポンズ

DUNE/デューン 砂の惑星の河豚川ポンズのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
4.1
古典SFスペースオペラの代表な映画。
「スター・ウォーズ」シリーズのアイデア元の一つとは聞いてたけれど、見れば納得という感じだったな。

西暦10190年、帝国が宇宙を支配する時代、大領家のアトレイデス家は皇帝から香料“メランジ”が唯一産出される惑星アラキスの統治を命じられる。メランジは抗老化作用だけでなく、超感覚を引き出す効能があり、宇宙で最も重要の物質の一つとされている。そのような重要な惑星を任された裏には皇帝を含む様々な勢力の思惑があることに当主レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は気づいていたが、それでも彼は愛妾のレディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、そして息子でありアトレイデス家の後継者であるポール(ティモシー・シャラメ)たちとともに移住するのだった。

まず、この映画の魅力は、とにかくスケールはでかくて、ビジュアルも壮大というところ。
自分はIMAXレーザー/GTで観てきたけど、大きい画面で見てこその映画。
やたらとでかいサンドワームに追われるシーンなどはすごい恐怖感。
あと、超がつくほどのイケメンのティモシー・シャラメや男前のジェイソン・モモアを大画面で拝めるのは個人的には魅力。
まさに眼福、やはりこういうものは大画面で観るに限りますね。

スタートから専門用語の連発で気の遠くなるような感じがしたけど、逆にそれがSFらしくもあるというか何というか。
雰囲気も重苦しくて息が詰まるような感覚が3時間弱続く。
そもそもドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画ってなんか大体こんな感じだから慣れてるけど、今回は特にしんどかった。
音楽もやや単調というか、同じような曲調のものが多いからか、他の人の感想で眠くなったというのはとてもよくわかる。
同じ監督の「ブレードランナー 2049」がダメだった人は多分これもだめそう。
ストーリーはこれから始まる物語といった感じでそこまでの惹きは無かった。
世界観や設定は大好きなので、良くも悪くも賛否は話が大きく動き始めるPart 2次第といったところかも。
裏を返すと正直この時点ではストーリーはいまいちということで。
とりあえずは製作も決まったことですしPart 2公開の2023年までのんびり待つとしますか。