ryosuke

ささやかな墓地のryosukeのレビュー・感想・評価

ささやかな墓地(1989年製作の映画)
3.0
極めて散漫なドラマと見せ場の無い映像のせいで、正直どう見ていいか分からなかった。
墓地が墓地らしくしっかり霧を漂わせているのは凄いな(人工かな)。
登場人物達の下品さは妙なリアリティがある。
ダラダラと進んでいく中に迫真の苦痛演技が差し込まれるのが印象的(酒を吹き出すシーン、石板に手を挟むシーン、泡吹いてぶっ倒れるシーン)。
ラストの上昇するクレーンショットは何も映っていないように見えて、天に昇っていく「32グラムの」魂を捉えているのだろうか。
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