このレビューはネタバレを含みます
短いね。
いやむしろ長いのか。
さすがにね。
ここまでして派生する必要はなかったよ。
二度同じ手は食わない、そんな映画。
前作の良かったところはネタが明かされてないことで、だからこそ前半に緊張も不安も高揚も全部前のめりで感情移入できる。
そうであるから後半が怒涛。
前半の溜めが後半で一つ残らず大爆発する、だから面白い。
今回はそのネタをみんな分かった上で観てるから、前半に感情移入できない。
前作は違和感のあるシーンに対して緊張や不安を感じたのが、今回では裏側ばかり考えてしまう、その存在を知っているから。
これでは後半に爆発しない。
結果的に面白くない。
前作には核となるネタの他にも物語上に家族の話がくっついてて、それも一役買っている。
今回にもあるっちゃあるけど弱すぎる。
面白かった型の部分だけ模倣したのでは良くない。
いっそのこと前半無くても良かった。
それでは意味がないというのなら構成を逆にして欲しかった。
先に全部見せておいて、こういうことになる、その順序の方が2作目という意味では好みだ。
ただ渾身のare you talking to me ?が見られたのには思わず笑ってしまった、仕方なかった。
やはりね、デニーロは偉大である。