nero

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのneroのレビュー・感想・評価

3.5
フランス映画らしいミステリーだった。
確かに途中で「このオヤジやったな」とか、「こいつらグルじゃねえの」とかは感じさせられるが、おそらくそれも計算ずくなのだろう。その上で、ファーストショットにつなげる演出・編集の妙に振り回されるのが心地よかった。むしろあの場で犠牲者が出てしまうことのほうが自分には意外だった。誰も死なないミステリーっていうのもフランス映画ならやってくれるそうに思ったんだけどね。
まぁ、9ヶ国語が入り乱れる閉鎖空間って舞台なら、もう一捻り言語的なトリックがあっても良かったかもとは思った。(字幕がエライことになりそうだけどね)
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